日本一のパイロット・フォレスト
※お知らせ※
<6月の休館日> 6月27日
<7月の休館日> 7月29、30日
休館中も電話は出られますので予約は受付けています。
直前までに予約がないと休みにしてしまう場合がありますので、予約は早めにお願いします。
Facebookでもリアルタイムで情報発信中です。
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標茶町から厚岸町にまたがって、
『パイロット・フォレスト』と呼ばれる森があります。
いわゆる道内のあちこちで見られるカラマツ林なのですが、
その広大さと、国主導の大規模造林であることが特徴です。
カラマツ林の広さは、ずばり!約7000ヘクタール。
う~ん? 大きすぎていまいちピンとこないけど、
北東の距離は50キロメートルだそうです。
周囲の別寒辺牛湿原も含めると全体では1万ヘクタール。
まぁとにかく、日本一の広さを誇る規模なのです。
実は今日、このパイロットフォレスト内にある望楼(ぼうろう)に登ってきました。
残念ながら、普段は一般開放されていません。
本日18日から24日までの7日間だけ、事前申し込みのうえ見学することができるのです。
(問い合わせ先 根釧西部森林管理署 0154-41-7126)
これはまたとないチャンス!と思い、
昨日から宿泊中だったFさんを誘って行ってきました。
望楼(ぼうろう)とは、
森林の保全管理や火災監視のための施設のこと。
その最上階にある展望室から、360℃見渡せます。
阿寒や斜里、羅臼、知床連山はもちろん、国後島まで見渡せるそうです。
しかし残念ながら今日の天気は、今にも雨が降りそうな曇り。
それでも、地平線までを埋め尽くすカラマツ林を眺めることができました。
新緑がきれいでした!
望楼の階段上がる途中にはパネルがいくつも展示してあって、
森林管理署の方が1つひとつ丁寧に説明してくれました。
もともと、山火事により焼け跡と化していた原野だった土地。
周囲が湿地なので機械を運び入れるために、丸太を敷き詰めて道を通したそうです。
それがよく揺れるから、「浮橋」と呼ばれたとか。
その他、荒地での造林作業の計り知れない苦労の、ほんの一部を
写真を通して知ることができました。
昭和31年からの10年間で、のべ44万人が動員されたそうです。
パイロット・フォレスト事業の注目度を物語る当時の新聞記事の数々。
森林管理署の長谷川さん。標茶を愛する青年です(^^)
歴代の望楼。初代は、ナラの木だったんですって。
今日の記念にいただきました(^^)
パイロット・フォレストの名前は知っていましたが、
その詳細は今まであまりよく知りませんでした。
先人が築き上げた壮大な森がここにあることを
この目で確認できて良かった!
望楼まで見学できるのはこの1週間だけですが、
国道272号がパイロット・フォレストの中を横断していたりするので、
その一部は車道からも見ることができます。
パイロットフォレストについて、詳しくは北海道森林管理局のページをどうぞ。
荒地だった当時の写真なども見ることができます。
望楼、期間限定だったんですね。以前走った時に鍵が閉まっていてガックリでした。
ただ、その時になぜかすれ違ったブライダル業者の車が未だに気になってます。
森で結婚式でもあったのかな???
じつは、標茶町民は
あの森の中で愛を誓うと幸せになれるっていうジンクスがあるんですよ~
・・・なんちゃって(゚▽゚*)
ブライダル撮影でもしてたんですかね~
「望楼」って初めて聞く名称ですが、他の森にも設置されて
いるものなのでしょうか。
ぜひ行ってみたいと思いました。
ぼうろうって、私も最初はわかりませんでした(^^;)
一般開放の機会がまたあるといいんですけどね。