家を作る。34
屋根を作りながら、同時に、窓周りも進めていました。
雨で屋根に上がれない日には、今のうちにできる仕事をと、
棟梁が「サッシあるなら入れておくけん」と言ってくれて。
元々、この家の窓は、全てシングルガラスのアルミサッシ。
出窓になっていて、内側に木枠窓との二重窓でした。
もちろんそのまま再利用もできるのですが、アルミサッシは熱伝導率が高いので、寒い。
今はもう、北海道では樹脂サッシが主流です。
そこはさすがに、改築するからには樹脂サッシに変えたい。
それもペアガラスの、寒くないやつで。
しかし、すべて新品で揃えるとなると、お値段は軽く3桁超えちゃいます。
「いま新築で建てたら、十数か所窓入れるとして、掃き出し窓も含めると…
1枚あたり平均10数万だわ」とは、地元の元大工さんのお話。
一方で、リフォームやら何やらで、いったん外された樹脂サッシは、
おそらくほぼ破棄されている現状。まだ使えるのにモッタイナイ!
というわけで、窓は中古の樹脂サッシに入れ替えることにしました。
しかし、中古サッシは決して一般に流通はしていません。
人脈を頼りに、時にはネットを利用し、必死に探し集めました。
ひとつめ。
南壁の、上の小さい方のサッシ。地元の元大工Aさんからいただいたもの。(ポストも貸してくれた人)
自宅のリフォーム時に外して、もったいないからと倉庫で保管してあったそうです。
昨年の基礎工事の頃に「いるかー?」と聞かれ、当時サッシなんて全くノープランだったけど、
とりあえずもらっておいて本当に良かった。
ふたつめ。
右の引き違い窓。これもAさんより。風呂場の窓にしました。
みっつめ。
横1700㎜の押し開きのサッシは、寝室の西側に。
いつぞや釘抜きを手伝ってくれたセルフビルドの先輩Kさんから。
Kさん自身の中古コレクションから気前よく譲ってもらいました。
「こういうのはね、今すぐ使わなくても、もらえる時にもらっとくんだよ」という
先輩の言葉が、今になって胸に刺さります。
ただしこのサッシ、とにかく重い。取り付けたものの、後に思わぬ展開に…
よっつめ。
南側の下の窓。南面なので大きい窓を入れたかったんだけど、外断熱の関係で1700㎜幅のサッシが
ギリギリ入れられず。でもできるだけ大きいサッシを~と探して、ついにネットで発見。
噂に聞いていたサイト「ジモティー」に新規登録。本別まで取りに走りました。
思えばこの時期、屋根の作業真っ最中なのに、雨が続いてしまい、
「もうサッシはないんか?(サッシがあれば仕事できるのに)」と棟梁に急かされて、
とにかく手に入れなければ!と、右往左往。
壁は来年かな~と思ってのんびりしていたので、急いで知人友人に声をかけ、あちこち問い合わせ、
リサイクルショップを覗き、必死に探してました。(まだ全部そろってないので現在進行中ですが)
いつつめ。
寝室、北側の下の窓。これも本別の方より譲っていただだきました。
よっつめと同じサイズです。
むっつめ。
北側、上の窓。ロフト(屋根裏部屋)の窓ですが、ここだけは元のサッシを再利用することにしました。
元は木枠窓のみだったので、外側にアルミサッシを入れて二重窓に。
ロフトの床と天井の間なので、高さのある窓が入りません。
でも明かりとりのためにある程度の大きさはほしい。
しかし、ぴったりサイズが見つからないというわけで、苦肉の策です。
昔ながらの木製も味わいあっていいよね!
でも寒いかな…2階だし大丈夫かな…(まだ迷ってる)
サッシの話、続く。
二重窓のない窓はとても寒いです。やれる時にしておいた方が
良いですよ♪我が家も40年が過ぎましたが耐震以外は殆ど
リホームしました。2階にトイレを新たに作っはのは正解でしたね。
だんだん素敵な家ができてくるねー。
頭から零れ落ちる前にブログに綴っています。
というわけで、さらに連日更新しました。