家を作る。32
【8日目】
さぁ、次は東側の屋根に取り掛かります。
古い屋根を剥がして剥がして、とにかく全部剥がす。
この薄っぺらい板(棟梁はトントンって呼んでましたが)は小さい釘で打ち付けてあるので、
ひたすら手でガシガシ剥がしとって回収したら、
終わる頃には皮手袋の指先がほとんど破れてしまったー
野地板が出た。
家の中から。
野地板から光が差し込むなんて、今しか見れない光景と思い、思わず撮影。
腐った野地板を交換しつつ、まず9ミリの合板を張っていくわけですが、
野地板に刺さっている釘が邪魔になります。トントンを打ち付けてあった釘ですね。
合板が浮かないよう、これらの釘を抜く・・・のはとてもやってられないので、
金づちで打ち込んでいきます。
小さい釘なので、息子も大活躍。1本ずつ、ひたすら打つ。
とにかく地道に打つ。
打ち込み終わったところから、棟梁が合板を張っていきます。
9ミリ合板張り終わって、この日は終了。
がんばった!
【9日目】
断熱材を敷き、透湿防水シートを張り、胴縁を打っていきます。
屋根の一番上には既にルーフィングが貼ってあるので、胴縁の端は上で合わせていきます。
同じく木っ端で高さ調整しつつ、12ミリ合板を張っていく。
合板を屋根の上に持ち上げるのも、なかなか重いです。2人いるととても楽。
合板張り終えた!
と、ここで棟梁が
「屋根がいがんどるのを直さにゃいかんわ」
軒先が波打ってる、つまり一番下の垂木の高さが揃っていない、らしい。
えっ⁉
ここまで作った後に、いったいどうやって直すの⁉
屋根の軒先に糸を張ると、どの垂木が下がっているのか一目瞭然。
「中からくさび打つけん、外で糸を見とってくれんかの」と言い、家の中へ入る棟梁。
そして、下がっている垂木の下に1本ずつくさびを打ち込むと・・・
おぉ!屋根が上がった!ちゃんと水平になりました。
中から見た様子。くさびはそこら辺に落ちてた端材でちょちょいと作ってました。
へぇ~こんな技があるとは!
そして、ルーフィングを貼り、完成!
一時だけの、緑色の屋根になりました。
屋根はこの後、板金屋さんにおまかせします。
、息子さんにとっても忘れられない思い出になる事でしょうね。経過報告を
楽しみに待ってます♪