ネズミたちからお届け物
海辺に落ちている手紙の入った瓶や、山道の脇に積まれた小石。
そんな、誰かのささやかな「営み」を見つけた時って、
なぜかふっと頬が緩んじゃうのは私だけでしょうか。
例えば、木の洞(うろ)に・・・
食べ終わったクルミの殻が入っていたり。
屋外に置いてあるタヌキには、
背中に穴が空いていて・・・
中にクルミが隠してあったり。(ついでに、糞も!)
ここに、確かにいたんだっていう証。
何者かの気配。(多くは、ネズミやリスの仕業でしょうけどね)
さらに、わが家の場合には
家の中でもそんな気配を感じることができます。
(宿の方じゃなくて、母屋の方の話ですよ~念のため)
突如、ルームシューズの中に、
齧りかけのカボチャの欠片が入っていたり、
絨毯の上に、コロン ♪ と色んなものが転がっていたりします。
どんぐり。
クルミ。
カボチャの種。
はたまた、
仕舞い込んであった箱(蓋は密閉していなかった)を空けてみると、
やっぱり、クルミが入っていたり。
こんなところまで貯蔵庫として利用されちゃうのね。
緩衝材の柔らかい紙がいい具合だったのかしら。
こうした「贈り物」は、たいてい朝起きて見つけることが多いです。
ニンゲンが寝静まった夜の間に、
小さな彼らの「営み」がせっせと送られているんだなぁと
想像するだけで微笑ましい。ふふ。
とは言いながらも、あまりにいたずらが過ぎると
容赦なく駆除対象にもなっちゃいますけど(笑)
父が練習するフルートの音色を聞く限り、
それは、、、とってもとても嘘くさ~いですねぇ(笑)