今月の「猟果」
すっかりエゾシカ日記になりつつあるなかま日記です(笑)
まぁ、猟期真っ只中だから仕方ない。
それくらい真剣です。1年分の食料を確保するわけですから。
さて。
今週に入ってから2日連続で2頭も獲ることができました。
先月末からずっと獲れていなかったので、とても嬉しい!
山の恵み、エゾシカの命に感謝です。
暗いけど、早朝です。7時前くらい。
捕獲したシカを解体する場所まで運んでいるところ。
捕獲場所はいつものように、すぐ隣の牧草地脇。
毎朝見回りに出かけても、行って帰ってきて20分くらいの場所。
2頭とも、メスでした。
上の写真は発見した時の様子。中央でうずくまってます。
しっかりと罠がかかった前足。
木に吊るして解体します。
骨も斧で割って犬の餌にします。
やっとやっと獲れた大事なシカです。できるだけ無駄の出ないように。
数日前には、家族総出でひき肉も作りました。
これは10月に獲ったシカで。
全部で13キロ。今回は牛脂Mixと豚脂Mix、
一度挽きと二度挽きの4パターンを作ったので、料理に合わせて使い分けます。
ひき肉作りの様子→http://nakamano-ie.sakura.ne.jp/nakamablog/688.html
それから、レバーペーストもたくさん仕込みました。
オス1頭分、1.2キロのレバーを全部使ったら、さすがに作りすぎたかも(^^;)
レバーペーストのレシピ→http://nakamano-ie.sakura.ne.jp/nakamablog/539.html
これで、シカ肉があらゆる料理で食卓に並び、私たち家族の糧となる。
…生かされてるよなぁ。
ほんとうに、多くの生き物に生かされて、ここにいる。
シカに繋げてもらっているこの身体、この命、
せめて自分の中に取り込んだ生き物たちに恥ずかしくないように生きなきゃな。
キンと冷えた早朝、静かな牧草地で罠を見回りながら、
そんなことを考えてます。
この写真を見て、10月のオスがいかに大きかったかがわかりました。レバーペーストってGWまで保つの?酒の肴になる?
関係ありませんが、宿の住所に番地がないことに気づきました。
北海道標茶町五十石。
住人(世帯)がどれくらい増えたら番地ふるんだろう。。
あのオス、大きかったですねー!そりゃあ解体に時間かかるわけだ…
レバーペーストって…肴になるのかな?うーん、わかりません。
ちなみに、父は一切手をつけていません(レバー嫌いなのでw)。
今回の旅は3泊4日中の2日連続でシカ猟の現場を見られてとても幸運でした。
2日目のシカの最後のひと鳴きや、
罠にかかった状態からお肉になるまで、一部始終を見させてもらって
いまさらながら命や食の大切さを感じました。
次の機会があるようでしたら、
もう少しお手伝い出来ればと思ってます。
滞在中に2頭も獲れるとは、かーなりラッキーでしたね!
貴重な体験と言っていただけたなら幸いです。
そうそう、写真の撮影をありがとうございました!