林業の現場、取材レポ2
2月には「間伐」の様子について書きましたが、今度は「植え付け」を紹介します。
過去のブログ参照(なかまの家の林業部門についてもこちらを)
→http://www.nakamano-ie.com/nakamablog/383.html
植え付け。苗木を植える作業。
つまりは「植林」の最初の行程で、これは春に行われます。
UPするのがすっっかり遅くなってしまいましたが、以下の写真は全て6月のものです(^^;)
この日の苗木は、エゾマツ。
植え付けに必要な道具たち。鍬(くわ)と 苗木袋。
鍬は、「島田鍬」と呼ばれているタイプのもの。
開拓時にから使用されていたらしく、資料館などに展示されていたりします。
で、この鍬を使ってどうやって植えていくかと言うと…
まず、柄の部分で、隣の列との距離を測ります。
現場や樹種によって、苗間、列間は異なるんだそうです。
植える場所を定めたら、
鍬を使って周囲のササなどを除き、土を掘ります。
苗木を1本手に取り、根がしっかり土に埋まるように植えます。
両足でしっかりと踏み固めます。
この作業が甘いと、ちゃんと根付きません。
以上が、植え付けの一連の流れです。
あとはひたすら、この繰り返し。
驚いたのは、この1本を植える作業にかかる時間は
およそ40~50秒ということ!!
前へと進む移動時間を含めると、1本につき1分くらいです。
父曰く「1日に500~600本は植えなきゃなんないからな。
いちいち腰を上げないのがコツなんだ。腰を下げたまま、水平移動」
苗木袋を引きづりながら、ずーっと腰を下げたままの作業。
「最初、慣れるまでは大変だったさ。腰に負担がかかるし、
山仕事の中ではこの植え付け作業が一番、身体に覚えさすのが大変だったな」
植林した後の様子。
まだ小さな苗木たちが規則正しく並んでいます。
木を植える人の、背中。
その歩いた後に、木が植えられていくのでした。
日頃から、仕事振りを見て、わたくしも勇気をもらいます
時々、なかま日記をみております。
まさかブログを見ていただいているとは~!お恥ずかしいです。
ちなみに、当の本人である父はアナログ人間なので
なかま日記はほとんど見ていません。私が勝手に書いています(^^;)
娘より
私の歩いた後には何が・・・う〜ん考えたくない。
スイカの種が落ちて、芽が出るってのはどうでしょう?笑
メロンでもいいけど(^皿^)
暇になるのは、厳寒期でしょうか。