北海道標茶町にある旅人宿|なかまの家

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なかま林業の現場レポ4

前回より時間が空いてしまいました。

久しぶりの林業レポです。

 

なかま父って・・・宿ではあまり見かけないけど、

いったい普段は何してるの?と思ってる方もいるかもしれないので、

改めてご紹介しましょう。

 

なかま娘が帰ってくる4年前までは、宿の親父として

取り仕切っていた父ですが、ここ数年は『なかま林業』に専念。

春の植え付けに始まり、草刈り、間伐・・・と、

一年を通して町内の山林を渡り歩いているのです。

 

ちょうど今の季節は、草刈り中。

その現場をのぞいてきました。

 

他の作業について詳しくは過去のレポにて↓

レポ1「冬の間伐」 レポ2「植え付け」 レポ3「秋の間伐」

 

 

 

現場は数日ごとに変わります。

この日は、うちからおよそ15分、国道沿いにある斜面でした。

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なかま父の草刈り姿。

本人曰く、帆前掛けがポイントだそうです。

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目を閉じちゃったのはご愛敬(^_^;)

 

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ここの現場は、数年前になかま林業が植え付けをしたところ。

でもネズミの食害でうまく苗が育たず、今年の春に補植したんだそうです。

だから大きいカラマツと小さいカラマツが混在しています。

 

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草刈りの作業は、苗の生育状況をみながら数年間行うそうです。

陽がよく当たって、風が通り、まだ小さな苗たちがちゃんと育つように

 

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苗だけうまく避けて、ササもアザミもとにかく全部刈っていきます。

 

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 刈り払い機を横に縦に、自在に振りながら・・・

とにかくひたすら草刈り・・・

 

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エンジン音だけがあたりに響きます・・・

 

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ここ数年間に植え付けした現場を順に周りながら、

草刈りは、8月中頃まで毎日続きます。

 

一日の終わりのたそがれビールと、夕食時の晩酌が、

父の夏の楽しみなのです。がんばれ、なかま林業!

 12:25 PM|コメント (0)

くろぶた料理

 

少し前になってしまいますが、豚の頭をいただく機会がありまして。

その貴重な食材をあれこれ料理した時の話題です。

忘備録がてら、ブログに記しておこうと思います。

後半は、やや衝撃的な写真もあるので、苦手な方は注意してくださいね。

 

豚は、と畜場から引き取られてきた、浜中町産の黒豚です。

きりたっぷ里の武士さんからいただきました。ありがとうございます!

 

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顔の肉、鼻、ミミガー、くちびる、脳みその料理が並んだ食卓。

季節の山菜も添えて、豊かな食事にー\(^o^)/

まぁここまでに解体・料理するのがひと苦労でしたが、

その甲斐ある美味しでした!

 

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左から、鼻、耳(ミミガー)、くちびるを茹でたもの。

酢味噌を付けて食べました。軟骨コリコリ、コラーゲンぷりぷり。

行者ニンニクにもよく合います。

 

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 脳味噌のバターソテー。とろっと甘いです。

見た目も食感もまるで白子。

 

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目の後ろとか、顎とか、頭からとれる小さなお肉を

味付けしてじっくり煮込んでみました。

頭のお肉はよく動かす筋肉なので、どれも程よい歯ごたえが美味。 

お料理は以上。

 

他に、頬肉もあったけど、これはいったん冷凍保存。

後日、改めてじっくり料理しよう。煮込みがいいかな~?

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頬肉。筋肉質で美味しそう!

 

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下処理した脳みそ、耳、鼻。

 

ちなみに、耳などの毛はバーナーで焼いて処理しました。

それでも時々、毛穴が舌に触ったけど(^^;)

もっといい毛の処理方法ないのかな?あれば、頭の皮も食材になったのにな~ 

思ってた以上に剛毛なんだもの。

 

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脳みそを取り出しているところ。

鼻先から割るとけっこう簡単でした。

 

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調理前の様子。正面写真の掲載は控えました。

けっこう大きいので、部位ごとに肉を解体するまでが大変でした。

下顎を外すのに一番時間かかっちゃったかな。でもいい勉強になった。

骨や皮は、もちろん、ケンの餌となりましたとさ。(ケン大喜び!)

 11:42 AM|コメント (5)

シラカバの皮細工

家の周りに生えてるシラカバの樹皮を編んで、

かわいい雑貨ができましたー(^◇^)

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パコン、パコンと薪割りしながら(シラカバは割れやすい)、

「この樹皮きれいだよなー・・・燃やすだけじゃもったいないなー」と

ぼんやり考えたのが昨春のこと。

前後して、シラカバ細工を目にする機会があり、「これだ!」と。

 

皮の採取についてすぐにいろいろ調べてみると、

木が水分を吸い上げる6月頃に、立木から採ることを知りました。

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たしかに。薪用の丸太から皮を剥いでみたけど、

全然きれいに剥がれません。(上の写真)

 

結局、電線に引っかかりそうになって、

枝を払わなきゃならないシラカバがあったので、それから皮を採ることに。

伐られたばかりのしっとり湿った木は、丸太とは違って

とても簡単に皮を剥くことができました。なるほど~こういうことか。

 

・・・で、春は忙しいので、採った樹皮は乾燥がてらそのまま放置。

 

 

そして手仕事シーズンである冬に、いろいろ試しに作ってみました。

樹皮の表面をきれいに削いでから、5ミリ~1センチ幅にカット。

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幹じゃなくて枝から採った皮なので、面積は小さいし、節が多かったけど、

小物を作るには十分でした。カットした樹皮は、油を塗ってから編みます。

 

編み方は、本やネットで調べて、見よう見まね。

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白い方が樹皮の外側。茶色い方が内側。

このコントラストがシラカバならではかな。

 

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秋田のイタヤ馬を、シラカバで作ってみた。(右)

 

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シラカバの三角ビーズと、シム(羊)の毛をニードルで丸めたものと、

なかま父が作ってあったシカ角のパーツ(一番下)を

紐でつないでみたら・・・いい感じ(*^▽^*)!!

 

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気に入ったので、同じものを数本作って、飾ることにしました。

 

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一番下のシカ角パーツは色も形もいろいろ。

 

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窓辺に飾ってもかわいい~( ´艸`)

 

次に樹皮を手に入れる機会があったら、カゴなどの道具になるものも編んでみたいな~。

(そのためには、樹皮の処理の仕方にもうちょっと勉強が必要そうですが)

でもまぁとにかく、家の周りのものを利用して暮らしに生かす術を、

またひとつ見つけることができて、満足、満足♪

 5:03 PM|コメント (4)

シカ肉レシピvol.22 鹿肉(前あし)ときのこのカレー

自分たちで獲ったエゾシカをいかに美味しくいただくか、というのも我が家のテーマです。

日々、色々と調理していますが、忘備録も兼ねてこのブログに記していくことにします。

※レシピバックナンバーはコチラ→http://www.nakamano-ie.com/nakamablog/recipe

※エゾシカわな猟についてのブログはコチラ→http://www.nakamano-ie.com/nakamablog/shika

 

 

●●シカ肉レシピvol.22 鹿肉(前あし)ときのこのカレー●●

 

定番の、カレーです。キノコと合わせて目先を変えてみました。

過去に作ったハッシュドエゾシカのレシピも参考にしつつ。

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材料(12人分)※量は肉のgに合わせました

シカ肉 約600g

玉ねぎ 3個 人参 1本半 しめじ 2袋 マイタケ 2袋

バター 適量 カレールウ(またはカレー粉) 適量

 

①シカ肉を薄切りにして、下茹でする。

 アクを取り除き、さっと水洗い。

②薄切りにした玉ねぎをバターで飴色になるまで炒める。

 人参は乱切りにする。

③お鍋に①と②と水を入れて、柔らかくなるまで煮る。

④しめじとマイタケを入れ、ルウやカレー粉で味付け、さらに煮込む。

 

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昨年10月に捕ったメスの前あし肉。これで約550g。

前あし(カタ肉)は、赤味が多く、スジっぽくて硬いので、

煮込み料理に適しているのです。

 

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半解凍の状態で薄切りにしました。

 

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ま、予想通り、美味しいです。薄切りにしてるし、食べやすい。

ただし、シカ肉を味わうには物足りないです。 

せめて肉の茹で汁を漉して使った方がよかったかな?

 

 10:18 AM|コメント (0)

ヤマグワ de 山のお菓子

今年は、ヤマグワがとっても豊作でした。

こんなに収穫できたのは初めて!

ほんのり甘くて、ぷちぷちとした食感です。

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8月から9月にかけて、隙あらばヤマグワの木の枝を見上げて、

毎日まいにち、熟した実だけを摘みとっていました。

一日に採れる量はわずかですが、それでも少しずつ冷凍庫に入れていたら、

気が付くと大きなタッパーがいっぱいになっていました。嬉しい(^v^)

 

というわけで、貴重なヤマグワを贅沢に使って、

色々とお菓子を作ってみたのがこちら。

 

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クラフティ(冷たい焼きプリンみたいなお菓子)。

酸味もほしいので、ブルーベリーも一緒に。

 

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ベイクドチーズケーキ。生地にたっぷり入れて。

 

そのままで、プリンやババロアの飾りにも。

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杏仁豆腐に浮かべたら、

「虫みたい…」と言ってるお客さんもいましたが(^^;)

表面に生えてる毛(みたいの)がそれっぽく見えるって!?

 

一番最近に作ったのは、レアチーズケーキ。

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ヤマグワの深い赤紫色がゴージャスな感じです!

ソースをゼリーにして、うまく層になりました。

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生地の中にもヤマグワ入り。

ぷちぷち食感が楽しい♪

 

まだあと3分の1くらい残ってます。

次は何を作ろうかなぁ~?♪♪

 10:20 PM|コメント (6)

今シーズン1頭目、シカ獲れました!

爽やかな秋晴れの日曜日に、

今年もまた、豊かな恵みをいただくことができました。

 

標茶では10月1日から猟期が始まっています。

なかま父が数日前から仕掛けていた罠に

若いオスがかかりました。

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牧草地の端っこに、その姿が確認できました。

写真で見るよりも実際はけっこう近いです。

 

ちょっと拡大。

赤丸の中に、罠から逃げようともがくシカがいます。

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軽トラで、獲物に接近中のなかま父。

※牧草地の持ち主の農家さんには、事前に許可をもらっています。

 

まず、角にロープをかけて、身動きがとれないように固定します。

暴れまわるシカの角や蹄はとても危険なので、一番緊張する作業です。

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そしてハンマーで後頭部を打撃。

躊躇したら苦しめるだけなので、的確に、手早く。

失神させて、軽トラで運び出します。

 

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木に吊るして、血抜きしているところ。

喉元の動脈を切り裂いて、一気に放血します。

失神したままのシカはほとんど暴れません。

 

ここからはスピード作業。

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手早く内臓を取り出して、皮を剥ぎます。

 

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部位ごとに分けたら、このまま数日放置。

熟成させた方が美味しくなるんです。

 

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最後に残った背骨は、数週間分の犬の餌になりますよ~。

ケンも大喜び!

 

罠は引き続き設置中。

今冬も数頭、いただきたいと思ってます。

 

 

※よくお客さんに聞かれるのですが、宿の食事では鹿肉は提供していません。

あくまで自家用です。宿で食材として使用するには、また別の許可が必要なのです。

 

 

 11:16 PM|コメント (0)

あわや母屋つぶれるとこでした

先週のことになりますが、

道東にしては珍しく台風が急接近。(冬の吹雪はよくあるけれど)

一日中強風が吹き荒れて、それはひどい天候でした。

 

大量の枝が落ち、動物小屋の屋根ははがれ、ハウスのビニールも破れ…

でも、もっとも危うかったのが、母屋でした。

 

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いつも風上で守ってくれている防風林のカラマツが、強風に耐えきれず倒壊。

ビシビシッ!と生木の割れる音が怖かった・・・! 

 

見て分かる通り、ボロさが自慢の母屋。

もし直撃したら・・・?想像に難くありません。

 

しかし幸いなことに、カラマツが倒れたのは物置と母屋の隙間でした。

(↓写真)左が母屋、右の建物が物置。中央で直撃したのは、

バイク用の小さなビニールハウスのみ。

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もう、これ以上ないってくらい、最小限の被害で済む方向に倒れてくれました。

左にずれていたら母屋に、

右にずれていたら父が昨年、新築したばかりの物置小屋に直撃でした。

 

2度の大きな地震も何てことなく耐えているこの母屋。

またしても伝説が増えました。

ボロいけど、その分、強力な運があるんだと思います。 

 

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倒木は翌日、なかま父が片づけました。

 

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倒れはしなかったものの亀裂が入ってしまったもう1本も伐り倒し、

2本分の薪ができました(^v^) 

 

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台風一過の翌日の風景。

母屋の裏のカラマツ林、ほんの少し寂しくなっちゃった。

 10:23 AM|コメント (2)

薪しごと2015春

薪仕事がようやく終わりました。

まぁ去年よりは早く片付いたかな。

 

用意しなきゃならない薪は、宿と母屋、2軒分です。

薪ストーブの大きさに合わせて、

宿用の薪は55センチ。母屋用は35センチ。

30~40センチが一般的な長さらしいので、55センチはかなり長い。

 

ここ数年は、なかま父となかま娘で手分けしてやってたけど、

今年はなかま林業が忙しくて、なかま娘の細腕(!?)にその重責が。

でもまぁ、文句言いつつ頑張りました。

そして、今日はつい先ほど手に入れたばかりのこの達成感を

披露したいがためのブログです(笑)

 

*****

 

まずは、宿用の薪から。

 

最初に手を付けたのは、昨年大量に手に入ったカラマツとトドマツの「追い上げ」。

※追い上げ材~伐採した木を規定の長さに揃える時に生じる端材で、根に近い部分。

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一見すると「太くていい丸太ねー♪」って感じだけど、とーんでもない!

カラマツの追い上げなんて、何度斧を振り上げても割れないよー(T_T)

特にカラマツの根元はねじれているので、ものすごーく割りにくいのです!

 

しかも、宿用なので55センチ。

私にはとても無理でした。(経験も筋肉も足りません。)

というわけで、割るのは父、運んで積むのは私、と分担することに。

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一輪車でせっせと運んで、宿の裏へ。

生木なので、1本を片手で持つだけでもけっこう重い。。

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長さを揃えた時に出る端材。これなら簡単に割れます。

短い薪だけ集めて、これはこれで、クズ薪用の小屋へ。

↑ていうか、この丸太の径みてください。

この太さの55センチを割るって、やっぱ父ちゃんすごいよ・・・

 

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あとは、カラマツ以外の細めの薪を割って(それなら私もできる)、

去年の残りを積み直して、宿分は完了!

薪小屋2つ分で、約1.5冬分です。

 

そうそう、積み替えしている時に面白いものを見つけました。

 

・・・ん!? なんか、くっついてる?

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コウモリでした!

コテングコウモリという名前の種類のようです。

寝てるとこ起こしちゃった。そうっと、別の薪の隙間に戻しておきました。

 

それから、もうひとつはこれ。

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右の黒いとこ、ただのフシかと思いきや・・・

 

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まつぼっくり(球果)が埋め込まれてる!?

これはかなり珍しいので、薪にはしません。飾っておこう。

 

 

さて、宿の方が終わったら、次は母屋分。

こっちは、ほぼ一人でやりきりました。 

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細いのは、チェーンソーでひたすら伐って伐って・・・(手間かかるー)

 

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ある朝、「さぁ今日も頑張るぞ!」って扉を開けたらこのあり様・・・

そのショックたるや・・・(黙ってそのまま扉を閉めようかと思いましたわ)

 

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さぁ積みなおーし! 小技を使って安定させました。

細い薪はね、ただ同じ方向に積むだけでは弱いんです。

(自慢じゃないけど、積むのはパズルみたいでおもしろいから得意♪

自分の名誉のために記しておきますが、上の崩れたところは、父が積んだとこ!笑)

 

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こんなのはなかなか割れませーん!

 

うまく木目を読んで、フシの間にスパーン!と斧が入った時の喜びたるや。

けれど、こんなふうに複雑にからみあっている場合はとても難しい。

なので、チェーンソーで細かく切っちゃいます。

「このやろー!文明の利器をみたか!」という気分になる(笑)

 

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そうやって細切れにしたものも含め、

35センチに満たないクズ薪は、全部まとめて小屋の中へ~。

これはこれで、昼間に燃やす薪として使います。

 

こんな感じで、今春の薪仕事も無事完了!

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ビフォー(上)とアフターの写真を見比べては、ニヤニヤ。

きれいに積まれた薪小屋の周りを何週も歩いては、ニヤニヤ。

そして薪をくべる時にまた、ニヤニヤ(しちゃうと思うw)。

 

ともあれ、これで次の冬の暖房が確保されたし、

薪と共に経験も積めたし、めでたし、めでたし!v(^_^)v

 11:23 PM|コメント (2)

シラカバ樹液2015

 

シラカバから樹液をとることに関しては、

敷地内に立派な樹が何本もあるにも関わらず、

家族のだれもあまり積極的ではなかったわが家。

過去の失敗のせいかもしれないけれど、

一番の理由は、労力のわりに

いまひとつ食ベものとしての価値(味)を見いだせないこと。

 

でもこの春、リトライしてみました。

シラカバの樹を伐ることになり、その切り株がもったいなかったから、

というのがその理由。樹液がせっかく出てるし、採ってみるか~と。

 

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ビニールハウスを新設のため、この1本を伐ることに。

なかま林業の手に掛かれば、ちょちょいのちょいです。

 

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アヒル小屋とポンプ小屋、電線をうまくかわして倒しました。

 

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この部分で幹が二股に分かれていたので、

1メートルほど残された切り株。

 

 切り口を観察してみると・・・

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驚くほどしっとり濡れていました! 

これから開く葉のため枝先に栄養分をいきわたらせるべく、

ちょうど水分を吸い上げている時期だったのかも~。

 

溢れ出るこの樹液、もったいない!

 

ということで、即席でペットボトル設置。

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一晩経つと・・・

 

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こんなに溜まってました。

 

数日分採ったら、かなり量が確保できたので、まずはリベンジ!

薪ストーブの上で煮詰めてロップにしました。

今度は慎重にね(苦笑)

 

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そうして出来上がった、100㏄ほどの貴重なシロップ。

透明だったのが、煮詰めると黄色っぽい色になりました。

濃縮された甘さもたしかにあるけど、同時に独特の渋みのような味もするので、

メープルシロップなどとは全く別の味です。

ヨーグルトに入れたり、パンに塗ったりしてみたけど、

結局、シラカバシロップならではのメリットは特に見つけられず…(汗)

 

まぁ、シロップは一度作ったし、もうこれでいいね。。とテンション下がり気味に(^^;)

じゃあ、残りの樹液どうしよう~?

 

・・・えーい!贅沢に使ってしまえ!と、

樹液100%で淹れてみたコーヒー。

 

するとこれが、、、お、おいしい!!

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「コーヒーの苦味で樹液の渋みは全く気にならなくて、

むしろまろやかさが増して、味わい深いわ!」とは、

家族の中でも特にコーヒー好きのなかま母談。

ついに、シラカバ樹液の美味しさを見つけました。

 

というわけで、結論。

シラカバ樹液は、煮詰めず原液のままで良し。

 12:28 AM|コメント (1)

プリマスがフライになった。

 

少し前のことになりますが、

いつものごとく、ニワトリをつぶして食べました。

1羽は高齢になった横斑プリマスロック(←鶏の品種名です)のオスで、

もう1羽は昨夏に孵った名古屋コーチンの若オス。

そうです、『烏骨鶏に卵を抱かせて名古屋コーチンを増やそう作戦』

半年以上かかって、ここにひとまず終結しました! ばんざーい\(^o^)/

 

言わずもがな、卵を孵し半年かけて大事に育てた名古屋コーチンは

もう格別の味わいでしたね。 

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刺身で。蒸して。焼いて。和えて。出汁とって。

内臓も含め、色々に料理して食べました。

噛みしめるほどに、お肉の味がじわじわしみ出てきて、たまりません~!

ずっと口の中に入れておきたい感じ。飲み込むのがもったいなかった(笑)

 

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さらに、デザートは名古屋コーチンの卵で作った焼きプリン♪

 

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名古屋コーチンのフルコースでした。

 

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写真右端が、今回料理した若いオスです。

その左は、親鳥のオスとメス。まだまだ元気に卵を産んでくれているので、

『烏骨鶏に卵を抱かせて名古屋コーチンを増やそう作戦』は今年も続行です!

 

 

ところで、もう1羽の横斑プリマスロックも、

同じくうちで卵から孵した鶏でした。

あまり手に入らない種類なので最後の1羽になっても大事に飼っていたけれど、

高齢のせいか足が悪くなってきたので、お肉にすることにしました。

何より、まだ羽がきれいなうちにやりたかったので…

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横斑プリマスロックのこの美しい羽は、

フライ(疑似餌)のマテリアル(材料)として価値があるのだそうです。

幸いにもフライフィッシングを趣味とする知人が数人いるので、

そのうちこの鶏をつぶす時には、ぜひ羽を有効に使ってもらおう、と思ってました。

 

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というわけで、お湯に浸けて羽を抜くことはせず、

皮のまま羽を剥がしてみました。フライフィッシングの専門店では

このような状態で売られているらしいので、みよう見まねです。

ちなみに、お肉もちゃんと食べましたよー。

さすがじいさん鶏、味がどうこう以上に硬くて硬くて!(笑)

でも圧力鍋を駆使していただきました。

 

そしてこちらが、Fさん@札幌が送ってくれた写真です。

プリマスの羽を使ったフライ。

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白と黒の長い羽がそれです。

 

鶏をつぶしても、なかなか羽までは利用できずにいたので、

こんな形で活用してもらえるのは嬉しいです(^^)

 

 12:04 AM|コメント (3)
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