薪仕事がようやく終わりました。
まぁ去年よりは早く片付いたかな。
用意しなきゃならない薪は、宿と母屋、2軒分です。
薪ストーブの大きさに合わせて、
宿用の薪は55センチ。母屋用は35センチ。
30~40センチが一般的な長さらしいので、55センチはかなり長い。
ここ数年は、なかま父となかま娘で手分けしてやってたけど、
今年はなかま林業が忙しくて、なかま娘の細腕(!?)にその重責が。
でもまぁ、文句言いつつ頑張りました。
そして、今日はつい先ほど手に入れたばかりのこの達成感を
披露したいがためのブログです(笑)
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まずは、宿用の薪から。
最初に手を付けたのは、昨年大量に手に入ったカラマツとトドマツの「追い上げ」。
※追い上げ材~伐採した木を規定の長さに揃える時に生じる端材で、根に近い部分。
一見すると「太くていい丸太ねー♪」って感じだけど、とーんでもない!
カラマツの追い上げなんて、何度斧を振り上げても割れないよー(T_T)
※特にカラマツの根元はねじれているので、ものすごーく割りにくいのです!
しかも、宿用なので55センチ。
私にはとても無理でした。(経験も筋肉も足りません。)
というわけで、割るのは父、運んで積むのは私、と分担することに。
一輪車でせっせと運んで、宿の裏へ。
生木なので、1本を片手で持つだけでもけっこう重い。。
長さを揃えた時に出る端材。これなら簡単に割れます。
短い薪だけ集めて、これはこれで、クズ薪用の小屋へ。
↑ていうか、この丸太の径みてください。
この太さの55センチを割るって、やっぱ父ちゃんすごいよ・・・
あとは、カラマツ以外の細めの薪を割って(それなら私もできる)、
去年の残りを積み直して、宿分は完了!
薪小屋2つ分で、約1.5冬分です。
そうそう、積み替えしている時に面白いものを見つけました。
・・・ん!? なんか、くっついてる?
コウモリでした!
コテングコウモリという名前の種類のようです。
寝てるとこ起こしちゃった。そうっと、別の薪の隙間に戻しておきました。
それから、もうひとつはこれ。
右の黒いとこ、ただのフシかと思いきや・・・
まつぼっくり(球果)が埋め込まれてる!?
これはかなり珍しいので、薪にはしません。飾っておこう。
さて、宿の方が終わったら、次は母屋分。
こっちは、ほぼ一人でやりきりました。
細いのは、チェーンソーでひたすら伐って伐って・・・(手間かかるー)
ある朝、「さぁ今日も頑張るぞ!」って扉を開けたらこのあり様・・・
そのショックたるや・・・(黙ってそのまま扉を閉めようかと思いましたわ)
さぁ積みなおーし! 小技を使って安定させました。
細い薪はね、ただ同じ方向に積むだけでは弱いんです。
(自慢じゃないけど、積むのはパズルみたいでおもしろいから得意♪
自分の名誉のために記しておきますが、上の崩れたところは、父が積んだとこ!笑)
こんなのはなかなか割れませーん!
うまく木目を読んで、フシの間にスパーン!と斧が入った時の喜びたるや。
けれど、こんなふうに複雑にからみあっている場合はとても難しい。
なので、チェーンソーで細かく切っちゃいます。
「このやろー!文明の利器をみたか!」という気分になる(笑)
そうやって細切れにしたものも含め、
35センチに満たないクズ薪は、全部まとめて小屋の中へ~。
これはこれで、昼間に燃やす薪として使います。
こんな感じで、今春の薪仕事も無事完了!
ビフォー(上)とアフターの写真を見比べては、ニヤニヤ。
きれいに積まれた薪小屋の周りを何週も歩いては、ニヤニヤ。
そして薪をくべる時にまた、ニヤニヤ(しちゃうと思うw)。
ともあれ、これで次の冬の暖房が確保されたし、
薪と共に経験も積めたし、めでたし、めでたし!v(^_^)v