芽吹きの季節
5月に入り、ひっそりとしたわが家にもちゃんと春はやって来て、
芽吹きの季節を迎えています。
少し前にシムは毛刈りを済ませてサッパリ。
去年と同じ場所と、そのまわりにも少し増えたエゾエンゴサク(紫)と
キバナノアマナ(黄)が満開です。
今年も裏山で行者ニンニク採りました!!そして食べました(^_^)v
連休中の4日に、TKさんと晴天の藻琴山に行ってみましたら・・
雪はあったものの夏山気分を味わい、幸先いいスタートを切れました。
(母記)
5月に入り、ひっそりとしたわが家にもちゃんと春はやって来て、
芽吹きの季節を迎えています。
少し前にシムは毛刈りを済ませてサッパリ。
去年と同じ場所と、そのまわりにも少し増えたエゾエンゴサク(紫)と
キバナノアマナ(黄)が満開です。
今年も裏山で行者ニンニク採りました!!そして食べました(^_^)v
連休中の4日に、TKさんと晴天の藻琴山に行ってみましたら・・
雪はあったものの夏山気分を味わい、幸先いいスタートを切れました。
(母記)
2月も後半に入り、陽射しからも春を感じるようになりました。
でも、まだまだ朝晩は冷え込み、4日前の朝には美しい光景が。
樹氷というより朝方降った雪が樹々を覆っている感じです。
先日藻琴山でスノーシュー歩きを楽しんできました。
歩き始めから樹氷がびっしりとついて、それはきれいなこと!
途中ですれ違った(知らない)おじさんが、「心が洗われるなあ」って。
思わず相槌を打ちながら、景色と陽射しを堪能してきました(^-^)
それから10日後再びの藻琴山。オホーツクの流氷が知床半島寄りによーく見えます。
この日は総勢6人。初めての人も多い中、全員頂上まで行かれて大喜び。
天空のお散歩を楽しんだ後は・・
止別(やんべつ)まで流氷を見に行ってきました。
残念ながら、踏み跡はここまで。岸に下りることは出来ませんでしたが、
右手に知床連山を望みながら、白の世界を堪能しました。
さて、五十石駅が今日を含めてあと4日で、無くなろうとしています。
日中は鉄道マニアがちらほら訪れていますが、夕方行ってみると
いつも通りひっそりと佇む五十石駅でした。
「駅訪問記」と記されたノートには、連日たくさんの書き込みが・・
一番多いコメントに便乗して、われわれも「五十石駅にありがとう」!!!
ちなみに標茶町開発センターで、明日より釧路臨港鉄道の会主催の
「五十石駅写真展」が開かれています。 (母記)
今朝も樹氷がきれいでした。
このところ、気温は連日ー20℃前後で、シバレています。
元宿、現自宅の窓からの、朝日が昇る時間の眺めです。
家の周りのシラカバにも、氷がついてこの通り。
朝10時ころまでの、はかない命ですけれど。
裏山に入ってみると、去年クマゲラにつつきまくられた
あの大きなカラマツの樹は、静かに横たわっていました。
去年のブログ→http://www.nakamano-ie.com/yadoblog/5066.html
でもちゃんと、新しいつつき痕も見つけました!!
先日の夕方、その姿もチラッと目撃しましたよ。
そして、今年はオオワシがわが家の上空をよく旋回しているので、
いつもとまっている枝に背後から近づいてみると・・
いい写真が撮れたのですが、ギロッと睨まれちゃいました。
が、さすが王者、そんなことには頓着せず、獲物の監視?を続けていました。
(母記)
すっかり遅くなりましたが、新年のご挨拶を申しあげます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
何人かのお客さんには、通信のお礼を兼ねた賀状を頂戴いたしました。
個々にお返事は差し上げませんので、まとめて「ありがとうございました」(^_^)
宿でなくなった「なかま家(け)」です。
何年ぶりでしょう、静かなお正月を過ごしました。
お天気も穏やか。雪は年末までに積もっていてこの通り。
今朝は-22度まで冷えましたが、この青空 。
とくれば、スノーシュー日和。
さあ、ケン、五十石展望台まで行くよ~(^^♪
五十石展望台は今年も変わらず、この絶景です。
雌阿寒岳(左)と雄阿寒岳(右)が遠望でき、手前の樹氷も朝日に輝いています。
去年に比べて、苗木が成長していると思いませんか。
何を隠そうここは植林地なので、勝手に展望台と名付けていますが、
数年後には立派な森になっていて展望は利かないかも( ;∀;)
それを知ってか知らずか、ケンはあの遠くを眺める目で、
景色を見ていましたよ。
帰りに通るヤチボウズ群(君)も、冬眠中。
(母記)
前回より時間が空いてしまいました。
久しぶりの林業レポです。
なかま父って・・・宿ではあまり見かけないけど、
いったい普段は何してるの?と思ってる方もいるかもしれないので、
改めてご紹介しましょう。
なかま娘が帰ってくる4年前までは、宿の親父として
取り仕切っていた父ですが、ここ数年は『なかま林業』に専念。
春の植え付けに始まり、草刈り、間伐・・・と、
一年を通して町内の山林を渡り歩いているのです。
ちょうど今の季節は、草刈り中。
その現場をのぞいてきました。
他の作業について詳しくは過去のレポにて↓
現場は数日ごとに変わります。
この日は、うちからおよそ15分、国道沿いにある斜面でした。
なかま父の草刈り姿。
本人曰く、帆前掛けがポイントだそうです。
目を閉じちゃったのはご愛敬(^_^;)
ここの現場は、数年前になかま林業が植え付けをしたところ。
でもネズミの食害でうまく苗が育たず、今年の春に補植したんだそうです。
だから大きいカラマツと小さいカラマツが混在しています。
草刈りの作業は、苗の生育状況をみながら数年間行うそうです。
陽がよく当たって、風が通り、まだ小さな苗たちがちゃんと育つように。
苗だけうまく避けて、ササもアザミもとにかく全部刈っていきます。
刈り払い機を横に縦に、自在に振りながら・・・
とにかくひたすら草刈り・・・
エンジン音だけがあたりに響きます・・・
ここ数年間に植え付けした現場を順に周りながら、
草刈りは、8月中頃まで毎日続きます。
一日の終わりのたそがれビールと、夕食時の晩酌が、
父の夏の楽しみなのです。がんばれ、なかま林業!
少し前になってしまいますが、豚の頭をいただく機会がありまして。
その貴重な食材をあれこれ料理した時の話題です。
忘備録がてら、ブログに記しておこうと思います。
後半は、やや衝撃的な写真もあるので、苦手な方は注意してくださいね。
豚は、と畜場から引き取られてきた、浜中町産の黒豚です。
きりたっぷ里の武士さんからいただきました。ありがとうございます!
顔の肉、鼻、ミミガー、くちびる、脳みその料理が並んだ食卓。
季節の山菜も添えて、豊かな食事にー\(^o^)/
まぁここまでに解体・料理するのがひと苦労でしたが、
その甲斐ある美味しでした!
左から、鼻、耳(ミミガー)、くちびるを茹でたもの。
酢味噌を付けて食べました。軟骨
行者ニンニクにもよく合います。
脳味噌のバターソテー。とろっと甘いです。
見た目も食感もまるで白子。
目の後ろとか、顎とか、頭からとれる小さなお肉を
味付け
頭のお肉はよく動かす筋肉なので、どれ
お料理は以上。
他に、頬肉もあったけど、これはいったん冷凍保存。
後日、改めてじっくり料理しよう。煮込みがいいかな~?
頬肉。筋肉質で美味しそう!
下処理した脳みそ、耳、鼻。
ちなみに、耳などの毛はバーナーで焼いて処理しました。
それでも時々、毛穴が舌に触ったけど(^^;)
もっといい毛の処理方法ないのかな?あれば、頭の皮も食材になったのにな~
思ってた以上に剛毛なんだもの。
脳みそを取り出しているところ。
鼻先から割るとけっこう簡単でした。
調理前の様子。正面写真の掲載は控えました。
けっこう大きいので、部位ごとに肉を解体するまでが大変でした。
下顎を外すのに一番時間かかっちゃったかな。でもいい勉強になった。
骨や皮は、もちろん、ケンの餌となりましたとさ。(ケン大喜び!)
家の周りに生えてるシラカバの樹皮を編んで、
かわいい雑貨ができましたー(^◇^)
パコン、パコンと薪割りしながら(シラカバは割れやすい)、
「この樹皮きれいだよなー・・・燃やすだけじゃもったいないなー」と
ぼんやり考えたのが昨春のこと。
前後して、シラカバ細工を目にする機会があり、「これだ!」と。
皮の採取についてすぐにいろいろ調べてみると、
木が水分を吸い上げる6月頃に、立木から採ることを知りました。
たしかに。薪用の丸太から皮を剥いでみたけど、
全然きれいに剥がれません。(上の写真)
結局、電線に引っかかりそうになって、
枝を払わなきゃならないシラカバがあったので、それから皮を採ることに。
伐られたばかりのしっとり湿った木は、丸太とは違って
とても簡単に皮を剥くことができました。なるほど~こういうことか。
・・・で、春は忙しいので、採った樹皮は乾燥がてらそのまま放置。
そして手仕事シーズンである冬に、いろいろ試しに作ってみました。
樹皮の表面をきれいに削いでから、5ミリ~1センチ幅にカット。
幹じゃなくて枝から採った皮なので、面積は小さいし、節が多かったけど、
小物を作るには十分でした。カットした樹皮は、油を塗ってから編みます。
編み方は、本やネットで調べて、見よう見まね。
白い方が樹皮の外側。茶色い方が内側。
このコントラストがシラカバならではかな。
秋田のイタヤ馬を、シラカバで作ってみた。(右)
シラカバの三角ビーズと、シム(羊)の毛をニードルで丸めたものと、
なかま父が作ってあったシカ角のパーツ(一番下)を
紐でつないでみたら・・・いい感じ(*^▽^*)!!
気に入ったので、同じものを数本作って、飾ることにしました。
一番下のシカ角パーツは色も形もいろいろ。
窓辺に飾ってもかわいい~( ´艸`)
次に樹皮を手に入れる機会があったら、カゴなどの道具になるものも編んでみたいな~。
(そのためには、樹皮の処理の仕方にもうちょっと勉強が必要そうですが)
でもまぁとにかく、家の周りのものを利用して暮らしに生かす術を、
またひとつ見つけることができて、満足、満足♪
今年は、ヤマグワがとっても豊作でした。
こんなに収穫できたのは初めて!
ほんのり甘くて、ぷちぷちとした食感です。
8月から9月にかけて、隙あらばヤマグワの木の枝を見上げて、
毎日まいにち、熟した実だけを摘みとっていました。
一日に採れる量はわずかですが、それでも少しずつ冷凍庫に入れていたら、
気が付くと大きなタッパーがいっぱいになっていました。嬉しい(^v^)
というわけで、貴重なヤマグワを贅沢に使って、
色々とお菓子を作ってみたのがこちら。
クラフティ(冷たい焼きプリンみたいなお菓子)。
酸味もほしいので、ブルーベリーも一緒に。
ベイクドチーズケーキ。生地にたっぷり入れて。
そのままで、プリンやババロアの飾りにも。
杏仁豆腐に浮かべたら、
「虫みたい…」と言ってるお客さんもいましたが(^^;)
表面に生えてる毛(みたいの)がそれっぽく見えるって!?
一番最近に作ったのは、レアチーズケーキ。
ヤマグワの深い赤紫色がゴージャスな感じです!
ソースをゼリーにして、うまく層になりました。
生地の中にもヤマグワ入り。
ぷちぷち食感が楽しい♪
まだあと3分の1くらい残ってます。
次は何を作ろうかなぁ~?♪♪
先週のことになりますが、
道東にしては珍しく台風が急接近。(冬の吹雪はよくあるけれど)
一日中強風が吹き荒れて、それはひどい天候でした。
大量の枝が落ち、動物小屋の屋根ははがれ、ハウスのビニールも破れ…
でも、もっとも危うかったのが、母屋でした。
いつも風上で守ってくれている防風林のカラマツが、強風に耐えきれず倒壊。
ビシビシッ!と生木の割れる音が怖かった・・・!
見て分かる通り、ボロさが自慢の母屋。
もし直撃したら・・・?想像に難くありません。
しかし幸いなことに、カラマツが倒れたのは物置と母屋の隙間でした。
(↓写真)左が母屋、右の建物が物置。中央で直撃したのは、
バイク用の小さなビニールハウスのみ。
もう、これ以上ないってくらい、最小限の被害で済む方向に倒れてくれました。
左にずれていたら母屋に、
右にずれていたら父が昨年、新築したばかりの物置小屋に直撃でした。
2度の大きな地震も何てことなく耐えているこの母屋。
またしても伝説が増えました。
ボロいけど、その分、強力な運があるんだと思います。
倒木は翌日、なかま父が片づけました。
倒れはしなかったものの亀裂が入ってしまったもう1本も伐り倒し、
2本分の薪ができました(^v^)
台風一過の翌日の風景。
母屋の裏のカラマツ林、ほんの少し寂しくなっちゃった。
薪仕事がようやく終わりました。
まぁ去年よりは早く片付いたかな。
用意しなきゃならない薪は、宿と母屋、2軒分です。
薪ストーブの大きさに合わせて、
宿用の薪は55センチ。母屋用は35センチ。
30~40センチが一般的な長さらしいので、55センチはかなり長い。
ここ数年は、なかま父となかま娘で手分けしてやってたけど、
今年はなかま林業が忙しくて、なかま娘の細腕(!?)にその重責が。
でもまぁ、文句言いつつ頑張りました。
そして、今日はつい先ほど手に入れたばかりのこの達成感を
披露したいがためのブログです(笑)
*****
まずは、宿用の薪から。
最初に手を付けたのは、昨年大量に手に入ったカラマツとトドマツの「追い上げ」。
※追い上げ材~伐採した木を規定の長さに揃える時に生じる端材で、根に近い部分。
一見すると「太くていい丸太ねー♪」って感じだけど、とーんでもない!
カラマツの追い上げなんて、何度斧を振り上げても割れないよー(T_T)
※特にカラマツの根元はねじれているので、ものすごーく割りにくいのです!
しかも、宿用なので55センチ。
私にはとても無理でした。(経験も筋肉も足りません。)
というわけで、割るのは父、運んで積むのは私、と分担することに。
一輪車でせっせと運んで、宿の裏へ。
生木なので、1本を片手で持つだけでもけっこう重い。。
長さを揃えた時に出る端材。これなら簡単に割れます。
短い薪だけ集めて、これはこれで、クズ薪用の小屋へ。
↑ていうか、この丸太の径みてください。
この太さの55センチを割るって、やっぱ父ちゃんすごいよ・・・
あとは、カラマツ以外の細めの薪を割って(それなら私もできる)、
去年の残りを積み直して、宿分は完了!
薪小屋2つ分で、約1.5冬分です。
そうそう、積み替えしている時に面白いものを見つけました。
・・・ん!? なんか、くっついてる?
コウモリでした!
コテングコウモリという名前の種類のようです。
寝てるとこ起こしちゃった。そうっと、別の薪の隙間に戻しておきました。
それから、もうひとつはこれ。
右の黒いとこ、ただのフシかと思いきや・・・
まつぼっくり(球果)が埋め込まれてる!?
これはかなり珍しいので、薪にはしません。飾っておこう。
さて、宿の方が終わったら、次は母屋分。
こっちは、ほぼ一人でやりきりました。
細いのは、チェーンソーでひたすら伐って伐って・・・(手間かかるー)
ある朝、「さぁ今日も頑張るぞ!」って扉を開けたらこのあり様・・・
そのショックたるや・・・(黙ってそのまま扉を閉めようかと思いましたわ)
さぁ積みなおーし! 小技を使って安定させました。
細い薪はね、ただ同じ方向に積むだけでは弱いんです。
(自慢じゃないけど、積むのはパズルみたいでおもしろいから得意♪
自分の名誉のために記しておきますが、上の崩れたところは、父が積んだとこ!笑)
こんなのはなかなか割れませーん!
うまく木目を読んで、フシの間にスパーン!と斧が入った時の喜びたるや。
けれど、こんなふうに複雑にからみあっている場合はとても難しい。
なので、チェーンソーで細かく切っちゃいます。
「このやろー!文明の利器をみたか!」という気分になる(笑)
そうやって細切れにしたものも含め、
35センチに満たないクズ薪は、全部まとめて小屋の中へ~。
これはこれで、昼間に燃やす薪として使います。
こんな感じで、今春の薪仕事も無事完了!
ビフォー(上)とアフターの写真を見比べては、ニヤニヤ。
きれいに積まれた薪小屋の周りを何週も歩いては、ニヤニヤ。
そして薪をくべる時にまた、ニヤニヤ(しちゃうと思うw)。
ともあれ、これで次の冬の暖房が確保されたし、
薪と共に経験も積めたし、めでたし、めでたし!v(^_^)v