シラカバ樹液2015
シラカバから樹液をとることに関しては、
敷地内に立派な樹が何本もあるにも関わらず、
家族のだれもあまり積極的ではなかったわが家。
過去の失敗のせいかもしれないけれど、
一番の理由は、労力のわりに
いまひとつ食ベものとしての価値(味)を見いだせないこと。
でもこの春、リトライしてみました。
シラカバの樹を伐ることになり、その切り株がもったいなかったから、
というのがその理由。樹液がせっかく出てるし、採ってみるか~と。
ビニールハウスを新設のため、この1本を伐ることに。
なかま林業の手に掛かれば、ちょちょいのちょいです。
アヒル小屋とポンプ小屋、電線をうまくかわして倒しました。
この部分で幹が二股に分かれていたので、
1メートルほど残された切り株。
切り口を観察してみると・・・
驚くほどしっとり濡れていました!
これから開く葉のため枝先に栄養分をいきわたらせるべく、
ちょうど水分を吸い上げている時期だったのかも~。
溢れ出るこの樹液、もったいない!
ということで、即席でペットボトル設置。
一晩経つと・・・
こんなに溜まってました。
数日分採ったら、かなり量が確保できたので、まずはリベンジ!
薪ストーブの上で煮詰めてロップにしました。
今度は慎重にね(苦笑)
そうして出来上がった、100㏄ほどの貴重なシロップ。
透明だったのが、煮詰めると黄色っぽい色になりました。
濃縮された甘さもたしかにあるけど、同時に独特の渋みのような味もするので、
メープルシロップなどとは全く別の味です。
ヨーグルトに入れたり、パンに塗ったりしてみたけど、
結局、シラカバシロップならではのメリットは特に見つけられず…(汗)
まぁ、シロップは一度作ったし、もうこれでいいね。。とテンション下がり気味に(^^;)
じゃあ、残りの樹液どうしよう~?
・・・えーい!贅沢に使ってしまえ!と、
樹液100%で淹れてみたコーヒー。
するとこれが、、、お、おいしい!!
「コーヒーの苦味で樹液の渋みは全く気にならなくて、
むしろまろやかさが増して、味わい深いわ!」とは、
家族の中でも特にコーヒー好きのなかま母談。
ついに、シラカバ樹液の美味しさを見つけました。
というわけで、結論。
シラカバ樹液は、煮詰めず原液のままで良し。