北海道の原生花園はどこもかしこも、今がお花真っ盛り!
というわけで、行ってきました。
厚岸の「あやめヶ原」と、浜中にある「霧多布湿原」へ。
まず向かったのは、あやめヶ原。
五十石から車で1時間強、厚岸の市街地から
海岸沿いの123号を進んで12キロのところにあります。
駐車場に車を停めて、散策路を進むと・・・
こーんな景色が広がっています!
30万株ものヒオウギアヤメの背景には、水平線が果てしなく・・・
一番奥までは700メートルある散策路ですが、
風景を楽しみながら歩くとあっという間でした。
ここの原生花園の特徴は、アヤメの保護のために馬が放牧されていること。
(馬はアヤメを食べないので、結果、花が保護されるのだとか)
広がる海岸と花畑の中、馬がゆったりと草を食む風景は、もうそれだけで絵になります。
案の定、馬とアヤメの共演を写真におさめている人がたくさんいました。
馬放牧中のため、散策路に入るには人間用のゲートを通ります。
望む海岸線も美しい。
展望台は全部で3カ所あって、
西の展望台からは目の前に小島と大黒島が。
入口でもらったパンフレット。
原生花園内で見ることのできる野の花が説明されています。
ちょうど昨日、訪れた本州からのお客さんも驚いていたけれど、
あやめヶ原は散策路もきれいに整備されているし、トイレも設置されているし、
こんな立派なパンフレットももらえるのに、
駐車料や入場料は一切かかりません。無料です。ありがたし。
そして、次に向かったのは、霧多布湿原。
あやめヶ原から123号をそのまま東へ進むと、
まもなく車窓にエゾカンゾウの群生地が見えてきました!
まさに今が見頃です!
道沿いに数か所、車を停められる場所があって、
木道を散策できるようになっています。
木道の途中にあるベンチで語らっている人がいました。
こんな場所ですてきだなぁ。
エゾカンゾウと一緒に、白く綿のように見えるのはワタスゲです。
これを見ると、霧多布湿原らしい風景だなぁと思います。
内陸に入る808号沿いではワタスゲだらけ。
ふわふわと風に揺れる様は、儚くて幻想的です。
アヤメやエゾカンゾウのような鮮やかな花もいいけれど、この風景も好きだなぁ。
まだ蕾も多かったから、もう数日は楽しめそうかな?
・・・というようなお花の最新情報は、
ぜひとも霧多布湿原センターで確認を。
お花のみならず、霧多布周辺の自然情報が集まる場所です。
気さくなスタッフさんたちが案内してくれますよ~。
こちらはスタッフの一人、浜中のえなりかずきこと阪野さんです。
(昨日、うちからセンターを訪ねたお客さんによると「えなりくんよりかっこいいわよ!」とのこと)
なかまの家から来ました、と声をかけると特典として・・・笑顔をもらえます(笑)
ちなみに、センター内の売店コーナーは浜中の昆布加工品やチーズなどの特産品、
オリジナル手ぬぐいやマスキングテープ(写真右)も扱っていて充実してます。
2階にあるきりたっぷカフェも、ここならではのメニューが揃っていておすすめです!